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経済社会の出来事から日常のあれこれ、その日の読書、たま~に趣味の将棋について思ったところを綴っています

農業大規模化の障壁

 農業の大規模化施策が足踏みしている。小規模農地の集約化を促進するため09年に農地法が改正されたが、農地の売買や賃貸を仲介する「農地利用集積円滑化団体」の5割強を農協が占め、それが企業参入の大きな障壁になっているのだと云う。現状は、集約化目標の2割程度にとどまっている。見方によれば、この目標達成率は至極当然の結果だ。農地の集約化は、すなわち農協の組織基盤を大きく揺るがす。農協は零細な多くの兼業農家の集まりであることが望ましく、意欲があり市場リスクも恐れず生産性を高め販路も自らで開拓するような企業家的農家は、そもそも相容れない。農業指導団体の顔がありながら、農家の自立化は団体の利益に反するのだ。リスクを恐れない起業家のその類稀な行動にこそ国家成長の源泉があるとするならば、TPPなどの外圧によるショック療法しか農業の産業化は実現されないのかもしれない。

 夜テレビを点けるとプロ野球が開幕していた。久しぶりにテレビでプロ野球を見るなーと思っていると、試合はヤクルトのワンサイドゲーム。これはつまらないとリモコンボタンを操作すると、世界卓球、これが面白かった。韓国のエース、キム・キョンア対福原愛。試合はフルセット。第4セットを逆転で制した福原愛が最後も1点差まで詰められながら勝利。キムにはこれまで12戦全敗だったと云うから、大変な快挙だ。ところが、これで体力を使い果たしたか、平野が負けて、ソク・ハジョンに福原が敗れる。現在、石川対キム戦。状況はどうやらよろしくない。

 「ネクスト・マーケット」。著;C.K.プラハラード。作者は「コア・コンピタンス経営」の共著者。1日を2ドル未満で生活することを強いられる世界40億人が対象となるBOP市場。そこに次なるビジネスチャンスがあるとする。この本では、ブラジル、メキシコ、インド・・らにおいて、このBOP市場をターゲットとすることで成功した12の企業を調査・分析し、どのように市場にアプローチし、攻略することに成功したのかが示されている。
 「大企業の活力や経営資源、イノベーションを持続させるには、BOPへの取り組みが企業の中心的使命でなければならない。一方、貧困層は、市場に積極的に関わる、活動的で情報に敏感な消費者になる必要がある。つまるところ、貧困層のニーズを中心とした市場を共創することが、貧困を緩和するのだ。」
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