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経済社会の出来事から日常のあれこれ、その日の読書、たま~に趣味の将棋について思ったところを綴っています

経営者の職責

先日東京都内で開かれた国内最大の工作機械見本市「JIMTOF2014」。ある企業は「初日からこんなに来場者が多いのは記憶にない」というほどの盛況ぶり。3Dプリンターと切削加工の組合せ、スマホ技術の活用など新技術を一目見ようと機械の前には黒山の人だかり。英語や中国語交じりの会話があちこちで聞かれたという。工作機械の受注額は9月まで12か月連続で前年実績を上回る。ピークはリーマンショック前の07年だが、現在はそれの9割に達している。支えは米国からの需要。製造業の国内回帰が続く中、新興国より賃金の高い弱点を自動化でカバーする戦略は、省人化技術に優れる日本にとって追い風。円安による競争力も高まっている。(日経13面)
 ようやく所定の仕事をこなし、空路で都内に帰る。今日が誕生日だったが、あっという間に終わってしまった感じ。明日から11月。
 「真実の瞬間」。著;ヤンカールソン。
 著者はスカンジナビア航空のCEO。この「真実の瞬間」に凝縮された経営姿勢はあらゆるところで引用される。
 「ほとんどの社長は意思決定マシンだった。部下が一つの問題についてデータと幾つかの解決策を提示する。社長はそのデータを検討して、「代案2Bを採択しよう」と決定を下す。事態の全貌を把握しているのは経営者だけだから、重大な意思決定は自ら行わざる得ない。彼以外誰も状況の全体像を掴んでいないので意思決定を代行することができないのだ。そうした機構は一見、社長が企業運営の全責任を負っている体制に見えるが実際はまるで逆である。彼は重要な責務を果たしていない。企業の経営ビジョン実現という職責をないがしろにしているのだ。単に当面する課題について意思決定を行っているにすぎない。しかし重要な問題がすべて経営者の手に委ねられ、経営者が卓越した意思決定者だったとしても、彼にはすべての問題を検討して、適切な判断を下せるだけの時間はないはずだ」

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