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経済社会の出来事から日常のあれこれ、その日の読書、たま~に趣味の将棋について思ったところを綴っています

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ムダの無い打合せ

年末に向けややせわしく、ブログ更新も滞りがち。飲み会も増える。マイナンバー申請も少し後回し。ここ2週間で龍角散のど飴を3回も購入した記憶がある。

 最近気になった日経記事はこちら。「ムダの無い打合せ」。日本マイクロソフト樋口会長とアイリスオーヤマ大山社長の談。前者では社内スカイプで離れていてもチャットや音声通話が常時でき、コミュニケーションが促進したという。後者は伝統的なスタイルだが、やはり会議による情報共有を重視。会議で全員が議論すれば理解の行き違いが無くなるという。

 ここ2週間で読んだ本はこちら。「観光からの地域づくり戦略」(著:総合観光学会)。将棋本を数冊、「羽生善治論」(著:加藤一二三)、「頭脳勝負」(著:渡辺明)、「勝負心」(著:渡辺明)、「山手線内回りのゲリラ」(著:先崎学)。小売関連の本で、「売場づくりの知識」(著:鈴木哲男)、「売場力を鍛える」(永島幸夫)。電気関係の本で、「電気のしくみ」(著:井上伸雄)、「電気回路」(著:宮崎誠一)、「変圧器の原理と種類」(著:荻野昭三)。

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民泊の全国解禁

今日も荒川の土手に犬を連れて散歩に出る。昨日と比較すると5度くらい寒い。

 今日気になった記事はこちら。日経1面「民泊、許可制で全国解禁」。来年4月にも民泊が全国解禁する方針。現在は旅館業法なので原則禁止しているが、無許可の営業が広がり、トラブルも相次いでいる。訪日客の急増で宿泊施設の不足が深刻になっており、早急に明確な基準を作り、安心して使える民泊を普及させたい考え。

 今日読んだ本はこちら。「地域ブランドと魅力あるまちづくり」(著:佐々木一成)。

制約がヒトを育てる

この間、ちょっとしたことで知り合った同じ集合住宅に住む小学生の男の子がウチに遊びに来たので、犬を連れて散歩に出る。彼の母親が実家に看病で戻っていて、寂しい様子。お菓子の買い置きがあったのであげると喜んでいた。

 今日気になった記事はこちら。日経夕刊に石田秀輝さんが紹介されている。元LIXIL最高技術責任者で今は沖永良部島に移住し自立したライフスタイルを目指す「間抜けの研究」を行う。「エネルギーや資源の枯渇、気候変動などのリスクは2030年ごろに限界に達する可能性が強い。『現在の延長線上で環境問題を考える』フォーキャスト思考では我慢できる暮らししか描けません。『地球環境の制約を前提に心豊かなライフスタイルを描く』バックキャスト思考が必要で、その実現にネイチャー・テクノロジーが貢献します。・・研究により20~60歳ぐらいの人達はまず利便性、そして自然や楽しみを欲し、続いて社会との一体感や自分の成長を求めていることがわかりました。さらに分析すると、制約を超えて何かを成し遂げた時に愛着や達成感が湧く。制約がヒトを育てる」

 今日読んだ本はこちら。「観光まちづくりの力学」(著:安村克己)。
 「まちの活力の再生や創出は、経済の活性化だけから獲得されるのではない。その目標が経済活性化の達成だけで実現するという考え方は経済中心主義の近代的発想だ。確かに経済活性化もまちの活力を呼び起こすための重要な目標の1つである。しかし、それよりも住民個々人の生活満足感とそれを支えるまちの連帯感などを高める目標が優先となる」

中小企業の離職率

一週間の旅は寅さんの様で、夜に移動するからリズムが狂う。今朝は思いっきり寝過ごしてしまった。持っていったコートは1日だけ使用。久しぶりに本物の温泉に入れたのは幸運。

 気になった日経記事はこちら。中小企業の離職率は高いが、その原因は5つの軸の組合せだという。それは①情を重視/理を重視、②行動を重視/競争を重視、③協調を重視/競争を重視、④伝統を重視/革新を重視、⑤スピードを重視/緻密さを重視、の5つ。確かにうなずける括り方。

 先日読んだ本はこちら。「観光による地域社会の再生」(著:森重昌之)。

公立図書館の民間会社運営

今日は1日、雨模様。気温もぐっと寒くなってきた。

 今日気になったニュースはこちら。日経プラス1で最近話題の公立図書館の民間会社運営について。TSUTAYAが手掛ける佐賀県武雄市の図書館あたりは当初評判が良かったのに、誰も読まない本が買われたり、本の分類が滅茶苦茶だったりと叩かれている。一方、データでは指定管理者制度で民間委託割合が増えていること、それとの関連性は微妙だが、本の売れ行きが減っていることが示されている。新書の扱いをどうするかは国外でも工夫がされていて、例えばイタリアでは新刊の貸出開始時期を1年半ほど遅らせたり、カナダでは会費制にして作家へお金を払う仕組みしているという。

 今日読んだ本はこちら。「地域ブランドと産業振興」(著:関満博)
 「日本の産地とは中小零細企業の集積によって成り立っているが、大半は原材料の制約から「同じ様なモノ」にならざるを得ない。これを称して私は従来の産地とは「同質的な生産者による、全体として同質的な低価格量産品を生産する集団」と規定している。いくら個々の企業が差別化を試みても、従来の産地の枠の中では、同質性から抜け出ることは出来なかった。むしろ、そのことにより一時期まで巨大な生産力を背景にする独特の地域ブランドを形成し、大きな繁栄を獲得してきたことも興味深い」

鳥取移住

喪中のハガキが届くと、もうそんな時期かと思う。

 今日気になったニュースはこちら。日経29面では山陰特集が組まれているが、鳥取県の14年度の移住者数1,246人はすごい。県は18年度末までに4年間で4千人の獲得を目標にしているという。鳥取県の特徴は移住者への手厚い助成と細やかな情報発信。首都圏の子育て中の家族らを招き、子育て環境を実体験してもらうツアーでは総費用の8割を助成する。首都圏のアンテナショップが移住相談の最前線だという。

 今日読んだ本はこちら。「成功する地域ブランド戦略」(著:加藤正明)
 「老舗高級ブランドにあって地域ブランドに無いのが責任者。実態としての品質管理にも、その結果にも、最終的に責任を負う人がいない。恩恵をあずかる人は無限にして、責任者は不在。これが地域ブランドの持つ危険性の本質ではないでしょうか」

アルバイト定着のコツ

更新がひと月ほどできず・・。今日から再開。

 最近気になったニュースはこちら。日経11/3に「アルバイト定着のコツ」。モスバーガー店長は2つのことを心掛けているという。1つは面談や初期研修にしっかり時間を割くこと。最初の研修でモスバーガーで働く意味や会社の理念を細かく説明する。「理念や働く意味が理解できないと仕事が単なる作業になり、労働意欲が徐々に低下してしまう」ため。2つ目は会話。全てのアルバイトと毎日それぞれ5分以上会話する様心掛けているという。1日に1時間以上を会話に割くことになるが「表情やしぐさでちょっとした異変に気づくこともある」。アルバイトの不満や不安、悩みを初期段階で解消できれば離職も防げるという。

 読んだ本はこちら。「明太子をつくった男」(著:川原健)。
 「今も福岡にいる時はほとんど毎日、中洲の本社に顔を出す。フェイスブックで社員とコミュニケーションしたり、昼には社員を誘ってランチに出かけ、女性社員のおしゃべりに耳を傾けながら食事を楽しむ。こういう日常の会話は、顧問会議や役員会議に出席するのと同じように、私にとっては貴重な情報源なのだ」

地域性を生かす

TV東京ネット動画「地域性を生かす売場づくり」。大阪、森ノ宮。ここにユニークな商業施設「もりのみやキューズモールBASE」がある。施設の屋上に無料で走れるエアトラック(1週300m)を設け、朝9:30~夜11:30まで開放している。ここでジョギングをした後、階下での買い物に繋げようという狙い。東急不動産が運営。都市間競争を勝ち抜くには何か特別なものをする必要があったという。気づきは近くにある大阪城公園。多くのジョガーが集まり、これを消費活動に繋げられないかと考えたのが始まり。商圏の特性を掴むのが大切と担当者は語る。
 地方出張2日目。朝晩は寒いが、日中は晴れて企業廻りには申し分ない。上着も必要が無いくらい。将棋・王座戦は羽生王座が勝って、最終戦へ。
 「経営戦略」。著:奥村昭博。
 「分析型戦略論は、経営戦略のいわゆる「解剖学」に相当します。しかし、そこには経営戦略の生理学あるいは生態学が欠けているのです。解剖学のみで経営戦略を実施に移すことで、幾つかの問題を生み出してきたのだと言えます。まさに解剖学と生理学とが互いに補完し合うことで、真に効果的な経営戦略ができるのだと言えるでしょう」

椅子デザインに著作権

日経15面「椅子デザインにも著作権」。実用椅子のデザインに著作権を認めた知財高裁判決の波紋が関連業界や有識者に広がっているという。発端はノルウェーのデザイナーがデザインした子供用椅子。同国のストッケ社が販売しているが、それとそっくりの椅子を販売した愛知の会社を訴えたもの。これまでデザインは意匠権で保護されてきたが、その場合登録後20年で保護が切れる。一方、著作権は創作者の死後50年まで保護される。謂わば著作権の方がハードルが高いが、実用品の場合「純粋美術と同等の高い創作性」があると認められる場合に適用される。この判決はファッション業界にも飛び火している。エルメスは「著作権で模倣品を排除しやすくなる」と歓迎する。
 地方出張1日目。昼過ぎに現地入り。日暮れまで企業廻り。日中は暑いくらいだが、日が落ちるとめっきりと涼しくなる。
 「MBA経営戦略」。著:グロービズ。
 「一般に、2倍のシェアを持つ企業は広告費や開発費については約40%増しのコストで済むといわれる。シェア40%の企業が単位当たりの広告に10万円使うならば、シェア20%の企業は14万円、シェア10%の企業は20万円近く投入しないと同じ競争の土俵に上がれない。それだけの資金を投入できないならば、広告に頼らないマーケティングを考えなくてはならない」

民泊範囲拡大

日経夕刊1面「民泊一般住宅でも」。旅行者が訪問先で個人宅に泊まる民泊の規制を農村や漁村を対象に緩和するという。現在も農漁業体験などで訪れた旅行者が対象なら宿泊施設の規定を満たさない農家や漁師の住宅でも民宿として営業出来る。今後はこれに加え、一般民家も使える様省令改正される。通常、民宿を営むには客室の延べ床面積が33㎡以上でなければ許可されないが、これが適用除外となる。今後は従来の目的外利用を防ぐための規制緩和の対象範囲について詰める。ネット上による民泊客の募集は米「Airbnb(エアビーアンドビー)」が有名。
 昨日までの地方出張と今日は専門家向けのセミナー講師。バタバタして家に戻るとドッと疲れも出る。そういえばプロ野球はヤクルト優勝で幕。
 「最新・戦略経営」。著:H.I.アンゾフ。

ハイパーコンペティション

日経39面「住んでみたい恵比寿首位」。住友不動産等が行ったマンション購入希望者が首都圏で住んでみたい街の調査結果。1位は恵比寿駅、2位は吉祥寺駅、3位は麻布十番駅。交通の利便性が高く、お洒落なイメージの街が支持を集めた。以下は、4位表参道駅、5位自由が丘駅、6位鎌倉駅、7位二子玉川駅、8位青山一丁目駅、9位みなとみらい駅、10位横浜駅。
 朝晩は涼しく、日中は暑い。秋らしい空気感。9月が今日で終わり、明日から10月。
 「世界の経営学者はいま何を考えているのか」。著:入山章栄。
 「従来の企業は、例えば優れたポジショニングでライバルとの競争を避けることで競争優位を獲得すれば、ある程度はそのまま高い業績を持続させることができました。サーフィンで言えばいったん大波に乗ってしまえばしばらくはその波に身を任せていればよかったわけです。しかし今の時代に成功している企業は、そうではなくて、短い波をピョンピョンと乗り移っているようなものなのです。現在の競争優位は持続的ではなく、一時的なのです。そして一時的な競争優位を連鎖する様に獲得していくことが、現代の企業に求められることなのです」

ゆうちょ銀行出資解禁

日経1面「ゆうちょ銀の出資解禁」。ゆうちょ銀行は地方の経済活性化などを目的に地銀などと共同で投資ファンドを設立するという。これまでは投資基金への出資は禁じられていたが、金融庁がこれを解禁。特に中小企業が事業拡大する資金などに向くらしい。ゆうちょマネーがリスクマネー化するのは初めて。金融庁が想定するのは中小企業の再生や事業承継を支援するファンド。ゆうちょ銀行と地銀が共同でお金を出し合い、企業再生の専門家などに運営を委託する仕組みを念頭に置いている。ゆうちょ銀行の総資産は200兆円超で、総資産の0.1%でも2,000億円が地方に廻ることになる。
 地方出張2日目。朝から夕方まで休みなしで企業面談。しかし有意義な話が多かった。夕方に電車を乗り継ぎ帰京。ヤクルトは敗れて、今日の胴上げは無し。
 「企業戦略論(中)」。著:J.B.バーニー。

営業代行ビジネス

TV東京ネット動画「代行ビジネスに新たな商機」。紹介されるのはWEICという営業代行の会社。アポハンターと呼ばれるプロが依頼された企業になりきり商談のアポイントを取る。普通、電話でのアポイントの成約率は2~3%程度だが、この会社では10%まで跳ね上がる。さらに商談アポが取れると、ヒットマンと呼ばれる交渉のプロに交代。先方に出向き、商談成立までを請け負う。
 地方出張1日目。昼から夕方にかけて企業との面談。ホテルで夕食。
 「経営戦略論」。著:石井淳蔵ら。
 「SBUは次のような特性で定義される。①単一事業である。②明確に識別されるミッションを持つ。③それ自身で独立した競合者を持つ。④責任ある経営管理者を持つ。⑤一定の資源をコントロールする。⑥戦略計画から恩恵をこうむる。⑦他の事業と独立して計画ができる」

オープンデータ

日経「役所の情報宝の山」。政府や自治体の情報を使い、市民が新サービスを創出する「オープンデータ」の動きが広がってきたという。行政では行き届かないような地域課題の解決、新産業創出・・。内閣府によると9月時点で少なくとも全国24都道府県、147市町村が取り組んでいる。先駆けは福井県鯖江市。地元のIT企業家が市長に直談判して取組みが始まる。市はデータシティ鯖江を掲げHPで市内のトイレや避難所の位置、バスの運行情報などを公開。これを受けて100以上のアプリが立ち上がった。今年6月には横浜市で「オープンデータ自治体サミット」が開催。
 午後から都内に研修に出向く。電車が空いているのは、シルバーウィーク疲れからだろうか。プロ野球、巨人は接戦で敗れ、ヤクルトにマジック3が点灯。
 「競争優位の戦略」。著:M.E.ポーター。
 「会社が成功するか、失敗するかを決めるのが、競争である。会社の活動が正しく行われて、イノベーション、強固な企業文化、優れた戦略実行を生み出して、業績を向上させてくれるのは、競争のおかげである。競争戦略とは、競争の発生する基本的な場所である業界に於いて、有利な競争的地位を探すことである。したがって、競争戦略の狙いは、業界の競争状況を左右する幾つかの要因をうまくかいくぐって、収益をもたらす確固とした地位を樹立することにほかならない」

江戸長屋の3つのルール

日経夕刊5面「下町旅館のおもてなし」。主役は東京の下町にある家族経営の日本旅館「澤の屋」。部屋は4畳半と6畳が合計12室。室内にはテレビが無く2室を除きバス、トイレも付いていない。そんな旅館に外国人客が集まる。澤の屋で外国人受入を始めたのは1982年。訪日客は約180万人で今の1/10以下。今ではリピーターも多く現れ、そして予約の6割はメールで来ると言う。この旅館の方針は、かつて江戸の長屋にあった3つのルール。それは初めて会った人の生国を聞かない、年齢を聞かない、結婚しているかどうかなど家族のことを詮索しない、というもの。地方から色々な人が集まって暮らす江戸の知恵だという。その方針は外国人受入にも通じている。
 朝方の雨は昼前には上がり、戸田漕艇場は或る企業のレクリエーションの様なもので盛り上がっている。プロ野球は、首位攻防戦第1ラウンドを巨人が逆転で制した。
 「競争の戦略」。著:M.E.ポーター。
 改めて、読み返すとやはり気づきが多い。
 「競争戦略をつくる際の決め手は、会社をその環境との関係で見ることである。会社の環境といっても非常に広く、経済的要因から社会的要因まで考えねばならないが、中心になるのは会社が競争を仕掛けたり仕掛けられたりしている業界である。業界構造のあり方は今後取り得る戦略に大きな影響を持つだけではなく、競争ゲームのルールを大きく左右させるのである」

GDP統計の精度

先日の日経「GDP統計実態下回る?」。内閣府が発表した2014年度のGDP実質成長率はマイナス0.9%。ところがあるエコノミスト試算ではプラス0.6%。その違いは推計値をどう読むかにある。GDPは国内で新たに生み出された付加価値の総額だが、大きく2つの漏れが指摘されている。1つが「ネット通販」。GDPの個人消費の基礎となるのは家計消費状況調査だが、この場合は14年度で4.3兆円。しかし別途、経済産業省が調査したところによると12.8兆円なる数値もある。もう1つが訪日外国人旅行客(インバウンド)。GDP計算上では「輸出」に該当し、二重計上を防ぐため国内消費推計額から差し引くが、もともと国内消費は家計調査を基礎としており、インバウンド消費を過大に引いている可能性が指摘されている。
 今日は秋の長雨。気温も低め。
 「いのちなりけり」。著:葉室麟。

歴史は教訓の宝庫

日経15面「企業ブランド調査」。日経リサーチがとりまとめた2015年版「企業ブランド知覚指数」では総合ランキングで日本マイクロソフトが2年連続の首位に。調査は消費者とビジネスパーソンの別に分かれ、2位以下は「パナソニック」「アップルジャパン」「ヤマト運輸」「ソニー」「グーグル」「トヨタ自動車」「キューピー」「TOTO」「キャノン」と続く。
 地方出張最終日。朝から大雨、強い風に加えチリ沖地震の影響で津波も警戒で移動が大変に。のち、帰京。プロ野球は巨人がヤクルトに勝って、一層混戦模様。
 「勝者の組織革命」。著:堺屋太一。
 「歴史はわれわれの先祖が繰り返してきた成功と失敗の記録である。技術は進歩し、制度は変わる。人々の倫理や美意識も変化するし、自然の環境も時と共に違ってくる。この世界に歴史上の過去が再現されることはあり得ない。だが、人間が喜び悩み、欲望に悶え、恐怖に戦く姿には、時代を越えた共通点が多い。歴史はそうした事例の集積であり、先人たちが残した教訓の宝庫でもある」

業績震災前の46%

読売35面「業績震災前以上46%」。岩手県で東日本大震災で被災した事業所を対象にした復興状況の調査で「事業再開(一部を含む)」の事業者は75.3%にのぼり、一方で業績が震災前と同等以上になったのは46.6%にとどまっていることが分かったという。しかし業種別に差があり、建設業では83.4%が震災前と同等以上になったが、製造業で同44.9%、水産加工業で同42.6%、飲食・サービス業で同42.4%、卸売小売業で同31.6%となっている。事業所が抱える課題では「販路の喪失」が最も高く49.9%。
 地方出張1日目。日中は日差しが強く、額に汗が出るほど。事業所廻り。1日を終えてホテルに戻る。

生知安行の聖君

日経夕刊16面「おまけ小説 味力引き出す」。販促として小説やエッセーに力を入れる大手が増えた。森永製菓のミルクキャラメルでは角田光代氏のショートストーリーが内箱の底にある。1話300字、全3話で完結する。ネットでは「1度に3箱買った」のコメントが出る。アサヒビールはスーパードライで似たような仕掛け。こちらはコンビニ限定で、購入したレシート写真を専用サイトに送るとオリジナル小説が読める。1缶につき1話で各小説は4話完結。こちらもまとめ買いのファンがいる。芥川賞作家となった又吉氏のエッセーが読めるのは味の素のブレンディアイスコーヒーボトル。
 移動日。日中は来週締切の原稿に取り掛かる。車中で読書。ホテルに着くと巨人負け。
 「日暮硯」。著:堤清二。
 「生知安行の聖君・・生まれながらにして物事の理否をよく判断する英知を備えられておられ、またその判断に従ってなんの躊躇も無く実行に移すことができる名君」

被災地医療

日経夕刊14面「地域医療に打撃」。東日本大震災の津波で被害を受けた岩手、宮城、福島3県の沿岸と原子力発電所事故の避難区域となった計43市町村で、震災前にあった計2,007診療所の13%に当たる267施設が休止若しくは廃止していたという。震災による建物被害や医師の死亡、避難による患者減などが主な理由。被災地では災害公営住宅の建設などで生活再建が進んでいるが、地域医療は大きく損なわれており今後復興の足かせとなる恐れもある。県別では福島が最多で192施設。
 今日は都内に仕事。久しぶりにSL広場に立つ。打合せを終えると辺りは真っ暗。髪を切って帰路。
 「川あかり」。著:葉室麟。

手作り作家

日経12面「手作り作品人気沸騰中」。洋服やアクセサリーなどの作品をネットで販売する「手作り作家」が増えているという。専門サイトはminne、Creema、tetote、iichiなど。属する作家数は15万人に達しようとする勢い。その内、本業が約4割、副業も約4割。4サイトの出品数は約400万件。クリーマでは年2回の大型イベントも開催する。今年は5,3万人を集客。イイチは百貨店などのバイヤー向け展示会に出展。ミンネは都内に常設のアトリエを設ける。出品者の大半は個人。サイトへの手数料は1割程度。
 朝方の強い日差しはどこへやら。日中は曇り空で気温もぐっと下がった。9月も半ば。そろそろ秋の気配。プロ野球セリーグは巨人、広島が勝って大混戦。
 「人事万華鏡」。著:松下幸之助。
 「結局大事なことは目標を与えることである。目標が与えられればあとはあれこれやかましくいわなくても、たいていの人は自由に創意工夫を発揮してやってくれる。なまじな口出しはしなくてもいい。けれども目標が与えられなければ、社員の人も何をしていいかわからないからあまり創意や工夫も生まれない。いきおい十分な働きも生まれず、仕事の成果も上がらないということになってしまう」

売れたと売ったの違い

日経11面「介護人材 中国から」。東京に本社を持つ湖山医療福祉グループは中国人の介護職員を育成し活用する新しい事業モデルを始める。実習生として日本の施設で働きながら介護のノウハウを習得してもらった後、上海に新設する大型の老人ホームで雇い入れる。これは外国人を国内に受入、働きながら学んでもらう「外国人技能実習制度」の見直しが前提。現国会で審議中で、成立すれば技能実習受入期間が最長3年⇒5年になる。介護職員は25年に約38万人不足すると推計されており、実習から採用までをグループ内で一貫して手掛けることで人材の安定確保につなげる狙い。
  今週も土曜日ながらに研修へ。グループディスカッションの発表ではクラス投票1位はやった甲斐があった。研修地は六本木だったが土曜日は本当に人が少ない。
 「商店街再生の罠」。著:久繁哲之介。
 「同じデータ値であっても、かつての商店街のように顧客に選択肢がないから販売者は努力しないでも「売れた」場合と、顧客の選択肢が多い中で販売者が努力して「売った」場合とでは、データの意味が全く違います。データの意味が違えば、導く施策は全く違うものになります。同様にマスコミなど他者が宣伝してくれた幸運で成功できた場合と、自分が努力して成功した場合では、観光客数などデータ値は同じであっても意味は全く違います」

言葉

日経13面「QBハウス 食品スーパーに出店加速」。QBハウスが出店攻勢をかけている。場は食品スーパー内。5年後には今の2.5倍の125店に増やすという。店舗面積は従来の一般的な店舗に比べ約3割小さく、カット用の座席数も3つ程度にする。これによりレジ近くの他、階段の下や自転車置き場といった小スペースでの出店が可能になる。一方、女性向け「FaSS(ファス)」も本格的に展開する。料金は税別2千円とQBハウスの2倍だが、インテリアなどに考慮し女性でも入りやすい雰囲気にするという。現在は都内に6店舗展開し、今後オフィス街を中心に30店舗まで増やす計画。
 地方出張2日目。夕方まで会議、のち新幹線で帰京。今週は移動がハード。
 「運命を拓く」。著:中村天風。
 「人生というものは言葉で哲学化され、科学化されているからである。すなわち言葉は人生を左右する力がある。この自覚こそ人生を勝利に導く最良の武器である。・・この目的を実現するには常に言葉に慎重な注意を払い、いかなるときにも、積極的以外の言葉を使わぬように心掛けることである。そうすると、それが人生哲学の第一原則である暗示の法則を立派に応用し事になり、期せずして健康も運命も完全になる」

克己(こっき)

TV東京ネット動画「2位以下からの戦い方から見えるのは」。人口減少や少子化の中、上向きの企業も当然ある。業界を盛り上げるのは2番手、3番手の企業。ポテトチップス業界3番手の山芳製菓。「わさビーフ」を作っている会社。多い時で6万トン/日の生産量。3年間で100商品を市場化したが、その5割は全く売れなかった。業界3位だから許される失敗。それが強みだという。一方、メガネ業界3位のJINS。分かりやすい価格設定で若者を中心に人気に。狙うのは「眼鏡をかけたことの無い人」。単に視力UPだけでなく、別の機能性を売りにしている。新商品開発会議では「居眠り運転防止機能」が話し合われた。
 地方出張1日目。今回は朝から晩まで会議。ホテルに戻ると巨人勝ち。何とか踏みとどまる。
 「西郷南洲翁遺訓」。著:長尾剛。
 「己に克つことができない人間はどれほど才覚があっても最後の最後に失敗するのです。克己は他人から言われてどうこうすることではない。己で己を見つめ反省し、精進するものである。人は克己の成就を常に目指さねばなりません。他人に見られていない所でも、聞かれていない時に於いても、自らを戒め、独り慎むことです」

満足の文化

読売9面「GDP年1.2%減に改定」。15年4~6月期のGDP改定値は1~3月期と比べ0.3%減。3四半期ぶりにマイナス成長となった。個人消費の伸び悩みから民間在庫が積み上がっている状況が垣間見える。併せて企業の設備投資も0.9%減。これを受けて民間調査機関はいずれも15年度の経済成長率見通しを引き下げる動き。「輸出、消費を中心に景気は下振れするリスクがある」。
 移動日。車、電車と乗り継ぎ、相当な時間が経過する。
 「満足の文化」。著:J.K.ガルブレイス。
 「複雑で多層的な大組織が存在するということが、今世紀の重要な特徴である。そうした組織は現代におけるイノベーションの源泉である。イノベーションはもはや一個人の優れた閃きに拠るものではなくなっている。個人の閃きによる発明がなくなったわけではないが、現代的なイノベーションとは多様な能力を持った専門家が共通の目標に向かってそれぞれの資質を活かす協同努力の成果なのである。経済活動、公共活動が複雑化すればするほど、多様な技能や経験、様々な教育から生まれる専門能力や知性、あるいは自らの知性に対する確信、を統合することが必要になる」