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震度4

 地震。震度4体験は久しぶりのこと。すぐに震源地はどこかが気になった・・・。
 思えば3・11の時。長くて激しい揺れではあったが、よもやあれほどの大惨事になるとは、夢想だに思わなかった。4時間以上かけて自宅まで歩いて戻ったのが、まるで昨日のことのよう。今回も余震が心配。

 この1週間は肉体的にしんどかった。朝は5時半に起きて、夜に戻る。本を読む時間がなく、新聞すら丁寧に読めない。大相撲の混戦ぶり、ダルビッシュの6勝目とスポーツにはホットな話題が多いが、満足に目を通せていない。株価はとうとう8600円台まで下げた。ギリシャを始めヨーロッパの信用不安は今後も尾を引きそうだ。

 車で行動すると、つくづくコンビニの便利さを痛感する。トイレもあるし、飲み物もある。ほんの数十秒でレジが済むし、これほど車社会に適合した業態は他にない。
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チップ制トイレ

 15日、政府発表の「若者雇用戦略骨子案&若年フリーター雇用改善案」。前者の目玉は、大学内ハローワーク。大企業ではない地元の中小企業などの情報が豊富なハローワークを大学内に設置。中小企業と学生の距離を縮めることを目的としてインターンシップ制度も運用を始めると云う。大企業志向の強い大学生であるけれど、中小企業との距離を縮めることにより、雇用のミスマッチ解消を目指すのが狙い。後者は、その問題の深刻化を踏み留めることが狙い。35~44歳のフリーターは過去最高の約50万人。若年の1/3、26歳以下の失業率が半数を超えるフランスとは比較にならないが、我が国ではその問題は深刻さを増している。一度フリーターになるとキャリア形成の道が閉ざされるケースが多い。今回は職に就けなかった若者向けに職業訓練を一層強化するとともに、お試し雇用制度が目玉となる。本人の意欲・情熱に大きく左右される意味で、フリーターの自立化支援は成果の上がりにくい非常に難しい問題だ。

 今日の東京の最高気温は27度。日中は日差しが強く、汗ばむ陽気とはこのこと。集合住宅の中庭にある紫陽花が今にも花を咲かせようと準備している。また、梅雨が来る。
 今日は、トイレの話。今や商業施設でトイレが綺麗でないと人が寄りつかないと言われるほどだが、ガソリンスタンドやコンビニなど身近にある施設もますますトイレが綺麗になっている。トイレに金をかけても商品・サービスにそれが上乗せされている。日本にはそう云う文化・慣習・価値観がある。ところで、新橋駅前のニュー新橋ビルには日本には珍しいチップ制トイレがある。また東京駅にもそれがあるらしい。ヨーロッパでは、チップ制が当たり前で、入口には中に居るパターンと外に居るパターンがあるが、おばちゃんがちゃんと門番をしている。つまりチップを手渡しする。そのトイレの維持管理にはおばちゃんを雇って経費が掛っている。その費用を利用者が負担する意味で、それは合理的だ。慣れれば、これはさして気にならない。
 どちらが良いと言われても、どちらも良いとしか言えないが、トイレに見る日本と欧米の文化・価値観の違いは、あらためて意識すると新鮮だ。こう云った生活のワンシーンにちょっとした、けれど決定的な違いがある。近年、ダイバーシティ=多様性というキーワードが流行っているが、グローバル社会になって多様性を受け入れる機会は富に増えている。

 「夕張問題」。著;鷲田小弥太。著者は札幌大学教授。人口1.2万人で500億円の負債を抱え事実上の倒産をした夕張市。税収10~20億円のマチが財政規模毎年150~200億円で推移してきたと云う。差額の多くは交付税であるが、不足分には闇借入により補ってきた。その中で、夕張メロンブランドは健在。夕張メロンは厳密な品質管理によって守られてきた。
 「・・・農家で、まず秀・優・良という3段階にメロンを選別する。それを農協の検査員が1箱づつ荷姿と中身をチェックする。「これは怪しいな」というのがあると、実際に中身を切って、糖度を再測する。農家が判断した通りに糖度が満たされていれば、損失分は組合で積み立てられている供託金で保証される。しかし、もし規定に満たなかった場合は、その箱は廃棄される。その場合、出した農家には1円も入らない。生産者の責任と云うことになる。」

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Startup Weekend

 起業体験イベント。中小企業支援機関が開催する創業塾とは違って、民間の起業支援事業会社やNPOが行うものが活発化している。なかでも「Startup Weekend」のやり方が目を引く。3日間ほどのプログラムは、初日に参加者が起業アイデアを発表、参加者全員による投票で上位に入った参加者を中心にチームを結成し、残り2日間事業計画をブラッシュアップさせる。それを最後に発表し、例えば優秀賞みたいな仕掛けもある。体験者の声には「(子供向け就業テーマパーク)キッザニアのように起業の疑似体験ができて勉強になった」というものや、実際にチームでそのまま起業するケースもあると云う。アイデアや事業まで発展を進めるうちに「「あったらいい」と思われる製品やサービスは、「なくてもいい」ため売れない」ことが分かった、とする声もあった。東京で行われるこう云ったイベントには100人規模で参加者があると云う。実際には起業目的では無いが、ビジネスマンが自己啓発目的で参加するケースも多く、これまでとは一味違った新たなビジネスの交流の場と認知されてきている様である。

 朝の車でのちょっとした移動。トイレが困る。今日通った道は、何故かコンビニが無く、ちょっと苦しんだ。戻りは雨。ちょっとした距離でも、車は神経を使うのだろう。これが結構疲れる。明日は晴れの予報。
 今日は、北海道の話。大学2年の時、同級生総勢4人で夏の北海道旅行に行った。東京から車を走らせ帯広まで。よく調べもせずに出発し、高速に乗れば、そのうち着くだろう位の感覚だった。夜中に出て翌朝青森に着く。青函連絡船に乗り函館。昼過ぎには(帯広に)着くかな、と話していたら、何とそこからの距離が東京-青森とほぼ変わらない距離と知ったのは、函館を出て少し経ってからだった。結局、着いたのは、また翌未明の4時ごろ。寝て起きたら、また真夜中だった(笑)。
 その道中、苫小牧辺りで、どこかを左折するのが間違いない、ということになった。すると、道路脇を歩いているおばあさんに出会い、道を尋ねた。「あーそれなら、交差点2つ先を左折だよ」との答え。安心して、また車を走らせると、行けども行けども交差点がない。よくよく不安になって、また通りの人に尋ねる。と、同じ答え。疑心暗鬼に、それから車を走らせること30km!、無事2つ先の交差点を左折。帯広方面との表示も出た。北海道の人はスケール感が違うな、と思い知らされた初めての体験だった。しかし、今よくよく考えると帯広は私の母方の実家で、私の母も北海道人だ。私の母に”スケールの大きな人だ”と感じたことは終ぞ無いが、そう云えば大雑把ではある。その大雑把は、北海道と云う大陸風土が育んだものに違いない。

 「メソッド・エンジニアリング」。著;吉本一穂ほか。メソッドエンジニアリングが体系的にわかる、少しアカデミックではあるが実用にも十分に耐え得る図書。
 「”問題点”とは目的と手段のアンバランスであり、”改善”とはそれらのバランスを取ることである。生産現場における問題点の表現として”ムリ・ムラ・ムダ”がよく用いられるが、・・・ムダとは目的に対して用意した手段が大きすぎることをいい、ムラとは同一システム・職場内にムリとムダが混在する最も悪い状態を云う。」

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デジカメ生産無人化

 日経一面。キャノンのデジカメ生産無人化と云うニュースが目を引く。2015年を目処に国内2工場の一部で稼働する。デジカメの部品数は約600~1,000点。それらを組み上げ梱包するまでの作業を無人化できるようにすると云う。キャノンの生産技術革新は、ライン生産からセル生産、そしてマシンセル生産と進化してきた。御手洗会長がセル生産の力を知り、導入を決めたのは90年代。ライン生産は、人がその作業に慣れるとそれ以上生産性は上がらない。セル生産では、工夫は無限大に見えた。事実、導入から一定の期間で生産性は3倍になった。省力化が進み、さらにロボットを導入し、少人数生産体制が当たり前になった。マシンセル生産により、この3年間で従事者は半減したと云う。
 デジカメは精密な加工技術が必要なレンズや画像を処理する半導体、手ブレを防ぐセンサーなど付加価値の高い部品や素材からなる。完成品を組み立てる主力工場が国内に留まることは部品メーカー等が国内に留まることに繋がる。生産無人化で雇用が消えるかのようであるが、企画・開発など知識労働分野への比重が高まると見るべきだろう。

 おだやかな一日で仕事もまずまず。懸案のレポートも提出できた。天気の具合は、明日だけが悪い予報。明後日からは夏日にもなる。
 今日は、電卓の話。近頃は、エクセルで計算するのでめっきり使用回数が減ったが、それでも紙ベースで資料をもらうと電卓を叩くことがままある。その時にいつも「あれ、どうやるんだったけ」と思うのがMRやM-、M+の使い方だ。結論から言うと、もうこのキーを使えない。以前、或る人にこれを教わって便利だなーと思って、しかし今までの使い方を恥じる経験をした。一時はそれで使っていたが、しばらくすると忘れる。この便利な機能は、結局自分のものにならなかった(もうあきらめている(笑))。例えば100÷5=20だが、この答えの20を使って別のものを割り算するときとかに使う?。今やっても出来ない(笑)。だから、計算結果をいちいちメモして、それで計算を続ける。機械音痴とはこのことだ。
 商業高校辺りでは電卓○級とかをやらされる。そうするとブラインドタッチで電卓を打てる(よく考えるとキーボードより単純ではある)。会計事務所とか行くとバチバチ、そういう人がいる。今ではキーボードのブラインドタッチは出来るが、そう云えば20代前半、初めてキーボードを前にした時は、これが出来るとは到底思えなかった。それが今では或る程度出来る。だから、またMRとかはしっかり身に付ければ良いのだが、その努力をしない。当たり前だが、努力をしなければ身に付く訳がない。良し、次の機会に・・、とこう云う考えがいけない(笑)。

 「迷いと決断」。著;出井伸之。元ソニーCEO。ソニー時代を振り返った追想録的なもの。
 「入社以来一貫して私が勉強したのは、松下という会社でした。私は松下幸之助さんが大好きで、ほとんどすべての著書を興味深く読んできました。そして、松下とソニーのマネジメントを比較研究してみると、松下がいかに進んでいるか、ソニーがいかに遅れているかがわかるのです。戦前生まれの先輩企業ですから、ある意味当然ではあるのですが、事業部制などの組織、人事、労働組合対策、経理の仕組みなど、どの面をとっても、松下のほうがはるかに優れていました。松下幸之助さんは優秀な経営者、ソニーは何か面白いことをやりたい技術者の集団。」

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トヨタ、東北を国内第3の拠点に

 昨日の夜のニュースでも流れていたが、トヨタ自動車は東北を中部、九州に次ぐ国内第3の拠点とするための量産工場の立ち上げを宮城県で行った。ここでは第11代新型カローラを作る。昨年末の岩手県でのハイブリッド車アクアと合わせて月間4万台を生産する計画だ。同時に発表された自動車大手の業績。12年3月期実績で売上こそトヨタ18.5兆円、日産9.4兆円、ホンダ7.9兆円だが純利益は日産が3,400億円とホンダ、トヨタを上回る。前期は各社が震災の影響、タイ洪水で苦しんだが、今期は世界二大市場たる中国、米国の拡張も含め全社強気の見通し。特にトヨタは純利益前期比2.7倍の7,600億円を見込む。1台3万点とも云われる部品を必要とする自動車生産。組み立てメーカーの強気見通しは、国内中小企業への波及効果は抜群。電機業界に国際競争力の衰えが見えるだけに、余計にジャパンブランドの堅持、経済成長と国家の期待がかかる。

 今週は4日続けて新幹線に乗り、また乗車時間も比較的長かったので、いつもの土曜日よりもさらに体と頭が重い。予約していた歯医者も急遽キャンセル。5月にしては風も少し冷たい感じで、3,4月に逆戻りしたかのよう。日中の散歩にはフリースを着るし、夜には毛布を押し入れから出す始末。
 今日は、ロンドンの話。大学4年生のとき夏期休暇を利用してドイツから東欧、そしてイギリスを旅行したときのこと。これが2か月を超える旅行で、しかし所持金は確か10万円程度。ユースホステルや安ホテルを泊まり歩いた。それでもドイツは物価が高い。より安い地を求めて足を進めると東欧に行き着いた。500円も出せばフルコース級で、ワインが数10円~。ハンガリーからチェコと渡り歩いた。英語とドイツ語が出来れば何とかなった(今はもう話せないが・・(笑))。そして最後の地として選んだのがイギリス・ロンドン。アムステルダムから夜間、船に乗ってドーバー海峡を渡った。その時、船内で放送されたクイーンズ・イングリッシュは衝撃だった。全く早口言葉の様で何を言っているのかわからない。「これからが不安だなー」と思いながら、ロンドンに辿りついた。ロンドンには計3週間ほど居た。ユースホステルに泊まり、同世代のオーストラリア人と仲良くなった。HUBに行き、ライブや映画を見て、ダブルデッカーに乗った。泊まりは16人部屋。2段ベッドが8つ、いつも混んでいて日本人もちょくちょく会った。なかでもインドを自転車で縦断するという試みをした男の話が面白かった。
 インドを自転車で30度、時には40度を超える灼熱の中、縦断していた或る日、どうしても喉が渇いたが、あたりに店もないので水がなかった。しょうがなく川の水を飲むと、その数時間後には思いっきり当たって、いよいよ倒れ込んでしまった。すると、どこからか人が寄ってくる。助けてくれると思い期待したら、腕時計から何から金目のものを寄ってたかって奪われて、しかもそのまま放置された。その時、「ここでは死ねない(こんな所で死んだら悔しすぎる)」と逆に力が湧いて、何とか次の街に辿りつき、日本から友人に金を持たせて呼び寄せ、何とかインドを脱出したのだ、と言う。
 こうやって書いていくと、そう言えばとその頃の面白い話を次々と思いだす。しかしながら、それを紹介するのはまた次の機会にしよう。

 「アカウンティング」。著:山本和隆&伊藤良二。先日読んだ伊藤氏の著作かと思い購入したが、同姓同名の人違い。ビジネスベーシックと云うだけあって初心者向けの本だが、そのビジネス視点はちょっとした気付きを受けるものが多い。場面場面でケーススタディが多用され、大企業がモデルだが、これも十分楽しい読み物になっている。

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産業革新機構&ニフティ

 産業革新機構とニフティが組んで商業文化財の海外販売支援会社が立ち上がった。新会社の名前は「グロザス」。資本金20億円の内、革新機構が6割、ニフティが4割を出資する。取扱商品はゲームソフトからファッションまで多様。日本の得意とするコンテンツでITを活用して現地企業と組み、配信や通販と云ったチャネル戦略を取る。日本のコンテンツ産業は従業員100人未満が約9割を占め、一般の中小企業と同様に、現地のニーズを収集したり、独自に販路を開拓できるようなところは少ない。所謂マーケティング機能に乏しいのが実際。そこで同社が取りまとめから、取引インフラの整備、交渉・契約と云った領域に関する対国内事業者サービスを行う。アメリカでは同産業の輸出比率は17.8%に上るが、日本は同5%。つまり、この国家的課題を官民ファンドたる革新機構と民間のニフティが底上げすることを目指している。経済産業省は2020年までに同産業の輸出高を現状の3倍の2兆円以上にすると云う目標を掲げている。
 中小企業の輸出支援は、今や百花繚乱の様相を呈してきたとも言える。細る内需見通しの中で、経済成長を続けるには、外需をより取り込めればそれは最高だ。なかでも日本のコンテンツ産業は国際競争力があると評価されている。こう云った知識産業の支援に力を入れるのは賛成だ。それでも、文化は国の顔である。国家の誤ったイメージを植え付けるような、あまりにも軽い、中身の無いものは支援を遠慮してもらいたいものだ(輸出する中身は精査してもらいたい)。

 午後から4時間の会議。今日もまずまずの成果と自己分析。努力して結果が出ると、人間だれでも嬉しいだろうが、報われない時もあるから、それを計算して余計に嬉しいと云うこともある。夕方から新幹線で移動。ひかりの移動は、混まないからゆうゆうだと思っていたら、老人会だろうか、車両の後ろ半分は全席びっしりと埋まっている。私の席は前から6番目だったので、直接的な被害は無かったが(笑)、常におばちゃんが通路を行き来している様な状態。トイレに行って帰ってくるだけで、5回も6回も「すいません(通らせてください!)」と言わなければいけない始末に。
 今日は、ビジネスホテルの話。仕事柄、ちょくちょく地方のビジネスホテルを利用する。予約はネットで取るので、選択の優先順位は1に利便性(るるぶに載ってないと駄目だが・・)、2に価格となる。その時の仕事に便利の良いところが先ず一番で、2つ以上選択肢がある場合に価格を見ると云う流れになる。それでも、ちょっとした嗜好があって、出来るだけナショナルチェーンは外す。理由はサービスが画一的で面白みがないと云うこと。東横インとかアパホテルとかは基本的に後回し。なるべくローカルな所が良い。ローカルホテルには、ナショナルチェーンには無い意外性がある。朝食が斬新だったり(メニューがすごく変わっていたり)、風呂とトイレが分かれていたり(ユニットじゃない!)、接客もまたそれぞれで(ひどい所もあるが・・)、部屋のレイアウトやスペースが全く機能的でなかったり、妙に広かったり、目ざまし時計一つとっても様々だ。
 けれどローカルホテルにはローカルホテル足るリスクがある。行ってみると、「えーこんなの!」と云うことがしばしばある(笑)。全く写真と違う、なんてのは当たり前だが、よくよく見ないで予約したら、アメニティが全く無かったり(タオルは借りれたが、歯ブラシが無いのには困った!)、夜に嫌な夢を見たり(これは笑いごとではないかも・・)、朝食バイキングが遅く行くと残っていなかったり(笑)、立地が物騒な所にあったり、歓楽街のど真ん中にあったり・・・、と、まあそこには2度は泊まらないが、それでも、そう云う意外性があるからローカルホテルは楽しいのだ。

 「代表的日本人」。著;内村鑑三。紹介文章には新渡戸稲造「武士道」、岡倉天心「茶の本」と並ぶ、日本人が英語で日本の文化・思想を西欧社会に紹介した代表的な著作とある。タイトルにある代表的日本人とは西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人の5名。何れの話も読んで損の無いものばかり。以下は西郷隆盛の言葉から。
 「人の成功は自分に克つにあり、失敗は自分を愛するにある。八分どおり成功していながら、残り二分のところで失敗する人が多いのはなぜか。それは成功がみえるとともに自己愛が生じ、つつしみが消え、楽を望み、仕事を厭うから、失敗するのである」
 「どんなに方法や制度のことを論じようとも、それを動かす人がいなければ駄目である。まず人物、次が手段のはたらきである。人物こそ第一の宝であり、我々はみな人物になるよう心がけなくてはならない」

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ビジネスホテル平均客単価上昇

 日経夕刊。「ビジネスホテルの平均客室単価上昇」のニュース。東京都区内では2011年4月の7,000円からこの4月には9,000円を超えた。大阪市内では同6,800円から同8,700円に。どちらも2,000円程度上昇している。取材先の幾つかの中でもサンルートホテルの取組が目を引く。ネット経由での格安販売の構成比を減らし、2人以上の団体客の取り込みに力を入れる方針らしい。スーパーホテル、アパホテルらも単価引き上げ策を検討している。
 私は昨年末から大阪出張が多かったため、大阪近辺のホテルの価格動向には少しだけ敏感になっているが、客単価上昇を示すグラフの推移は実感として肯けるものがある。少し乱暴な意見ともなるのだが、ここにも震災からの復興の兆しが見て取れる。

 昼過ぎに仕事終了。終わりよければすべてよし。一先ずは納得できる内容でホッとする。現地を発って、夜に帰宅。さすがにこれだけの時間、座っているとお尻が痛い。長い二日間だったが、うち移動時間がその半分を占めているようなものだ。地元駅に着き、雷雨ではないものの結構降っている。明日も夕方から雨の予報。折り畳み傘が小さくて荷物が濡れるのが困る。
 今日は、ガンダムの話。客先でこれは懐かしいガンダムの話になる。おもちゃ屋さんは電子ゲーム機が一番売れるのだが、なにせ利益率が恐ろしく低い。大手家電量販店で叩き売りされている影響もある。次はカードゲームとかヨーヨー(昔のものとは大層違う)とかだが、それに肩を並べるのがガンダムプラモ!。お台場の等身大ガンダムと云い、バンダイはガンダム商売をどこまで続けられるのか。思い返せば、ガンダム人気は、私が小学4~5年の頃が最初のように記憶している。学校の後、5時からの放送を毎日見たものだった。映画「Ⅲめぐりあい宇宙」はこれまでに何度見たことか。勿論、劇場にも足を運んでいる。ところで、今のガンダムプラモの楽しみ方は、私の頃とは少し違うらしい。
 私の頃は、おもちゃ屋に行き、プラモのセットを買って、それとは別にガンダムカラーと云う専用塗料を買う必要があった。プラモ自体には着色がなくネズミ色で、指定された専用塗料で仕上げる。実はこの専用塗料が高く、しかも1本の量を使い切ることはまず無い(と云うよりほんの少ししか使わない)。さらに共通色はあまりないため、ジオングとかザクあたりだと色も数種なのだが、確かガンダムだとその倍の塗料が必要だったはずだ。今思うと、プラモで儲けるより色で儲けていたのかと少し怒りたくもなる(笑)。私は友達がやり始めたのを真似して2つ3つ作っただけで、それ以後、はまらなかったのだが、結局ちょっとしか使わない専用塗料の瓶だけが10本近くも机の上に数年間残る羽目になった。使わないので捨てたいのだが、それにしては少ししか使ってないのでえらく勿体ない。そのジレンマに子供ながら苦しんだ記憶がある。最後には塗料が蓋の所で固まって全く開かなくなった。絶望感を覚えながら、燃えないゴミの日にゴミ捨て場に持っていく寂しい結末を体験した(笑)。
 それが、今のガンダムプラモは色つきのシールが一緒に入っているらしい。ただしオプションで色も塗れる、という楽しみ方にしているようだ。これは勘繰るのだが、もしかすると私の世代への少しあこぎな商売のやり方を反省したのか、とも受け取ってしまう。色つきシールなら人生が変わっていたかも、とは大げさだろうか(笑)。

 「自由論」。著;J.S.ミル。「本書をおいて自由主義を語ることはできない」と云われる名作であるが、いかんせん難解である。原文もこれと同等に読みにくいのだろうか。繰り返し読んでも、なかなか理解するには時間がかかる。
 「自由の名に値する唯一の自由は、われわれが他人の幸福を奪い取ろうとせず、また幸福を得ようとする他人の努力を阻害しようとしないかぎり、われわれは自分自身の幸福を自分自身の方法において追及する自由である。」

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真のベンチャースピリットとは

 レジャー産業のGW業況速報。間に2日あった平日を休暇にすると最大9連休となった今年のGW。結果は昨対比で軒並み増の結果。連休2日目に起きた関越自動車道バス事故の影響が心配された高速ツアーバスも大きく落ち込みは無かったと云う。JTB取扱件数は25%増、国際線は15~18%増、国内線は8%増、JRは特急以上が22~38%増、ディズニーランド4%増、ホテルニューオータニの平均稼働率は過去10年間で最高、はとバスが7%増、ダイバーシティは期間来客100万人突破、渋谷ヒカリエが150万人・・・。3・11大震災の影響で落ち込んだ昨年の反動であったり、海外は円高、そして大型連休それ自体が主たる要因か。気になる東北観光と云うと、平泉2010年比15%増、スパリゾートハワイアンズ3%増とこちらも十分に観光客の足が向いたようだ。

 家を出て現地に着くまで7時間を超える。新幹線も新大阪を超えるとさすがにお尻が痛くなる。仕事が終わって反省会をしてホテルに戻ったのは11時まえ。振り返ると、それはそれは長い1日だった。
 今日は、ワニの話。ワニはサメのこと。中国地方の山間部では、このワニが名物。ワニの刺身、天ぷら、炊き込みご飯なんてのを2年ほど前に食べた。この辺は、漁港から遠く、冷蔵技術も無い頃、保存の効く魚と言えば、死後アンモニアで腐敗が抑制されるワニが代表的だった。魚は長くても3日ぐらいしか持たないが、ワニは2週間も持つと云う。サメなのにワニとは不思議だが、かつてサメのことを日本どこでもワニと言っていたと云う。最近では、街おこし特産品でワニバーガーも作られているらしい。
 そう言えば、かつて石垣島に行ったとき、そこの漁港の人が「最近はサメが良く出て、漁場を荒らす。食用にはならないし・・・」と言っていたが、サメを食べるところもあるのだ。サメも立派な地域資源になるかもしれない(種類が違うのかもしれないが・・・)。その場合はサメよりワニの方がインパクトがあるだろう。ワニは元来日本に生息していないので、希少だし、その希少さがブランドに繋がりやすい。キューバ辺りではワニの専門のレストラン(ややこしいが、こちらは本物のワニ)もあると云う。 

 「ベンチャー経営論」。著;柳孝一。著者は早稲田大学ビジネススクール教授。元野村総研。大学授業の教科書用なのだろう、かなり内容はアカデミック。ベンチャー企業を象徴するキーワードは「創造的破壊」(シュンペーター)と「矛盾のマネジメント」とズバリ。矛盾こそイノベーションの機会だとする。次はユニチャーム高原会長の言葉より。
 「真のベンチャースピリットとは、単に起業意欲をさすのではなく、仕事においても人生においても自発的に目標を立て、その到達の1点にまっしぐらに進んでいく理念追求の精神のことであり、心の中の「熱い前向きな矢印」のことだと私は考える。」

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日経終値9,119円

 日経平均9100円台(終値9,119円)。フランスとギリシャの両総選挙結果から欧州債務問題が再熱化したことが一番の要因と推測されている。4月半ばからの落ち込みは、いっとき下限が9,400円台と言われていただけに、今回のエポックは全く市場に織り込んでいない、想定外のものだったようだ。フランスの失業率高止まりは、そのままサルコジ氏にNOを突き付けた。サルコジ氏と協調関係を取ってきたドイツが今後どの様に行動するかは全く不透明な情勢と云えるだろう。円相場も80円の大台を割り込んで79円台後半。今季国内プラス成長予測が早くも怪しくなってきた展開である。

 昨日は、夕立に始まり夜にかけて急激に冷えこんだが、今日は一転して快晴。しかも湿度も低かったであろう、非常に過ごしやすい気候だった。こう云う時は仕事も調子が良い、とはなかなか上手くいかない。明日は遠出。埼京線で品川まで定刻で着いたためしがない。だから早く行く。もし定刻で着いたら30分も品川で待つことになる(笑)。
 今日は、応援団?、モチベーションの話。中学3年のとき、運動会の応援団をさせられることになった。私の中学は、1学年8クラスで縦割りで1年生から3年生まで一緒のチームになる。だから、8チーム対抗となる。運動会は秋、10月だから、部活も終わり、後は受験を残すだけと云う丁度中間地点。応援団は3年が担当で、私の親友が団長を務めることになって呼び込まれた。放課後、毎日遅くまで練習し、いよいよ本番。暑い中を学ランで応援する。チェッカーズの売れだしの頃で、「ギザギザハートの・・・」が応援歌だった。
 応援団とは言っても競技にも勿論出る。部活をやっていた割には、足はお世辞にも早い方でなく、この徒競争とか走る競技では全く良い思い出がない。しかし、人生の中で唯一このときだけが例外だった。相手メンバーに十分恵まれた50メートル走?でトップでゴールの白帯を切った幸運に感謝し、チーム対抗リレーでも格好の抜かれ役が私の目の前を走ると云う奇跡が待っていた(笑)。競技の合間に勿論、応援もありドタバタではあったが、終わってみるとチームは最下位だったにもかかわらず、充実感たっぷりの1日であった。
 後日。運動会が終わり、もう1月も経った頃、他クラスとの合同での体育の時間。ここでも対抗リレーをすることになった。そして順番が来てコースで待っていると、私の隣にはあの格好の抜かれ役君。今度は私が先にバトンをもらった。次いで彼。第3コーナーを廻って直線に入ると、いきなり並ばれて、すかさず追い抜かれた・・・。
 これが、「人間はモチベーション次第で能力に大きな差が出るらしい」ことを学んだ最古の記憶である。応援団をした運動会の時は、朝から夕方までアドレナリンが大放出していたようだ。この原理?を使って高校の部活に生かすところもあった。しかし、ここが中学と高校の舞台の差。それが通用したのは、せいぜい地区大会ぐらい。本戦レベルでは例えモチベーションを上げたとしても、技術力の差は容易には埋まらないことも嫌と云うほど学んだ(笑)。

 「創造と変革の志士たちへ」。著;堀義人。著者はグロービス経営大学院学長。ハーバードビジネススクール(HBS)で学んだ著者が、国内にもHBSをと云うコンセプトで設計し、実現した同校。本書では、その教育方針、プログラム内容を紹介するとともに、同校が輩出したい人材像=志士のコンピテンシーを定義している。
 「創造と変革は、経営において最も難しく、だからこそ社会的にも最も価値がある領域である。経営においては、ゼロから何かを創造することと、会社が下降曲線に向かっているときに変革することが、最も難しいとされている。
 ・・・世の中には間違ったことがたくさんある。その間違った世の中の問題解決をするのが、ビジネスの役割である。社会問題があれば、それはビジネスのチャンスでもあるのだ。」

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海洋循環の謎

 「海水は1,000年以上かけてゆっくりと循環している」、と書いたところで怪訝に思う人も多いだろう。日本を取り囲むような海流の流れ(黒潮だったり、千島海流だったり)は、いわゆる潮(表層)の流れである。その海流のスピードが世界一周するのに1,000年もかかるとは到底納得いかないはずだ。ではこれは何か。読売の「海洋循環の謎に迫る」の答えにビックリする。海の水はある所で下降し、また別のある所で上昇する。表層の海流とは別に、水深数千メートルのところでもう一つの「冷たい深層の海流」があるのだと云う。つまり、例えば、銚子沖の水が同じ所に戻るには、表層を流れたのち下降し、水深数千メートルのところまでも潜り、また地上に現れると云ったサイクルを1,000年もの時をかけて再現するのだと云う。あまりにもスケールの大きな話である(しかし1,000年と云う時間も地球の一生からするとほんのわずかなものでしかないのだろうが)。

 今日は、明日からの仕事に備えての移動日。昼過ぎの激しい雨も場所が良かったのか、それほど当たることは無かった。夕方、ビジネスマン(笑)と待ち合わせ。有意義な情報交換が出来て良かった。
 今日は、ビーチバレー?、いやカラスの話。社会人になってから一時のあいだ、高校のバレー仲間と茅ヶ崎まで車で2時間もかけて、(渋滞にたびたび巻き込まれながら)毎週日曜日にビーチバレーに出掛けていた。その場所には、あれっきり訪れていないので(もう15年以上前の話)、今どうなっているかは知らないが、ビーチバレーも浅尾さんの登場以来、人気が出ているのではないだろうか。当時と今では華やかさが違うだろう。私が行っていた頃は、まだまだ黎明期。だから、強豪チームとも予選で平気で当たる。元富士フイルムの熊田チームと当たって15-0で負けたのも良い思い出だ(笑)。 
 コートは当然ながら砂浜なので、車を停めるところから歩いて結構ある。だから、事前にコンビニに寄って軽い昼飯は買っておく。それをコンクリートの階段に荷物と置いてコートに出る。大会がある時は別だが、普段はコートは早い者勝ち。しかしなにせ3面ぐらいしかないので、ウォーミングアップが終わると、道場破り並みに試合を申し込む。大抵は負ける。だいたい早い時間に来ている奴は上手い連中が多い。6月ならまだ良いが、7月、8月になると1試合で既に足腰が立たなくなる。しかも暑くて体力が持たない。そして、荷物のところに帰る・・・。すると、そこには無残にもカラスに食い荒らされたコンビニ袋が散乱している(笑)。この経験は愚かながら1度や2度では無い。カバンに入れておいても引きずり出されたことがある。カラスは全く恐ろしいものだ(笑)。また、目の前で起こった事件!も忘れられない。上手い人の試合に人が集まって一緒になって見ていた時。ふと斜め前に黒い物体が横切ったと思うと、見事に女の子の手にあったハンバーガーがさらわれていた。上空を見ると、さらに数羽のカラスが下に狙いを付けているかのように舞っている・・・。
 カラスにやられた記憶は、実は日常でもある。それはまたいつか書くことにしよう(笑)。

 「ゲーテ格言集」。編訳;高橋健二。ドイツを代表する文豪の残した名言、格言集。
 「気持ちよい生活を作ろうと思ったら、済んだことをくよくよせぬこと、滅多なことに腹を立てぬこと、いつも現在を楽しむこと、とりわけ人を憎まぬこと、未来を神にまかせること。」
 「利己的でない好意的な行いが、最も高い最も美しい利子をもたらす。」

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電子書籍

 日経「気になるニュース」から。電子書籍の普及可能性についてのレポートに目がいく。満員電車の中、スマホをいじっている人は多いが、たまに見かけるのが電子コミックを読んでいる人。記事では2010年度で市場規模は650億円。その多くがコミックだと云う。米国では推定市場規模が1,200億円、倍ほど違うが、その程度かとも思う。見ると、電子書店には多くの企業が参入している。出版社、紀伊国屋などのリアル書店、印刷会社は既存事業とのシナジーがあるが、ソニーやイーブック、そしてボイジャーと云う企業もある。
 電子書籍は、既存の紙媒体書籍市場の一部を喰うのだろうけれども(カニバリゼーション)、新しい需要を生みだし、出版業界全体の底上げが期待できるものである。新しい需要とは、新しい使い方の提案にある。紙と電子化は立派に共存ができるものであり、事実20年前に言われた事務所のペーパレス化は実現するどころか、その言葉自体死語になりつつある。アマゾンが今年度の電子書籍市場への参入を表明し、今後、配信可能書籍は爆発的に増える可能性がある。しかし記事にもあるが、問題の一つは著作権である。ただ読むだけのもので、使い方に大きく制約がかかるのであれば、市場は伸び悩むに違いない。また、業界特有の再販価格やリアル書店などの既存チャネルとの関係など他にもリスク要因はある。

 今日は快晴で、日中の散歩も実に気持ちが良い。目の前の漕艇場では、高校生の大会が開かれていたようだ。大学生の時のように、応援合戦にならないので騒がしくなくて良い。
 今日は、子供の日でもあるので柏餅の話。お米(白飯)好きな私は、実は餅にも目がない。餅はやはりもち米からのものが良いが、しかし柏餅だけは別格の感がある。団子より柏餅。これは子供の頃から変わらない。何故かと言われると、あまりうまく説明できない。無理に説明するなら、見た目の少し透明感のある餅のところが良いのかもしれない(上新粉や白玉粉のせいと思われるが、しかしこれでは説明になっていない(笑))。結局は子供の頃に出来あがった嗜好だと云うことだろうか。何故か、思い入れがあるのだ。その思い入れはどれだけ考えてもはっきりと分からない。どこかの記憶に手がかりがありそうだが、時間をかけても出てこない。子供の頃に何かあったはずだ・・・。
 と、ここまで考えて、ようやく柏餅の特徴に気づく。そうだ、柏餅は「食べたくても1年のこの時期しか食べれない」のだ(1年中、作っているところもあるのだろうが・・)。つまり季節限定商品なのである。商売(マーケティング)の面から見ると、実に巧みで粋な商品である。それこそ柏餅ブランドである。食べて美味しかった、でも次に食べるのはまた来年、それが私の中で思い入れを作り出していたのだ(と結論)。
 そうして昨日、柏餅を食べた。これが期待したほどではない。どうやら毎年の思い入れが高じて、美味しさのハードルが相当に上がってしまったらしい(笑)。

 「ブランドなんか、いらない」。著;ナオミ・クライン。2001年のベストセラー。ブランド至上主義を標榜するかのような多国籍企業の第三国における搾取の実態を暴いた告発本。主たるターゲットは、ウォルマートやナイキ、ギャップなど。第三章「NO JOBS」は特に考えさせられる。
 「個々の多国籍企業の行動は、世界的な経済システムの副産物に過ぎない。企業は、着実にほとんどすべての貿易障壁を取り去り、投資と外部委託をおこなってきた。彼らが野蛮な独裁者と手を結び、自国の工場を売り払い、暮らしていけないほどの低賃金を労働者に払うのは、私たちの国際的な貿易ルールに、それを防ぐものが何もないからだ。自由市場のグローバル化で生まれた不平等をなくすことは、命に限りのある私たちにとって、とても大変な作業である。」

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はちのこ(蜂の子)

 日経「変わる中国」。安い労働力で家電など多くの製品の世界供給拠点となった中国だが、足下を見ると急激に或るリスクが迫って来ていると云う。それが「人件費上昇」。BCGの調べでは中国の賃金水準は2015年ごろに米国を追い抜く勢いだと云う。衣料品などでは中国よりも人件費の安い東南アジアに生産はシフトすることは可能だが、従業員の熟練度、巨大市場に立地する利点を考えると、多くの企業は中国を捨てられない。故に生産の合理化が急ピッチで進んでいる。近い将来は、中国の世界の工場足る地位は揺らぐに違いない。それでも中国の巨大な内需こそ最大の魅力である。企業は、立ち回りをどうするか。これは大企業ばかりの問題ではない。

 昨日、今日と集中して、ようやくHPのリニューアルが終わった。今回は全面的にやり変えている。
 昨日からの雨は、今日も続く。昼間も晴れそうで晴れない。そして、また夜も降り始めた。
 今日の話は、「蜂の子」。一般的には珍味でも、それをご馳走としているところもある。私の知る蜂の子を出すお店は、高級料亭並みの値段が付く。いつもある訳ではないが、お店としてやっているのだからそれなりに工夫をして仕入れているのだろう。家庭で食べる場合は、ホームプレートにバターを敷いてバター焼きにするのが一般的。そして、蜂の子ソーメンなるものもある。好きな人はこれがたまらないらしい。と、ここまで書いて、いかにも私が蜂の子を好きな風だが、実はその逆なのだ。先ず見た目から駄目で、焼くなら未だ良い。一つ一つは小さいので飲み込めば良いからだ。だからこれは何とかなった。蜂の子ソーメン、これが原型がそのまま残っているので、ひどく苦労した。しかも蜂の子ソーメンは飲み会のしめで出ることが多い。こちらは食べ始めても一向に喉を通らない。高級食材と云う意識は到底持てない。これを克服するには、生まれ変わらないと駄目かもしれない(笑)。
 そんな或る日、蜂の子が地球温暖化の影響からか全く取れなくなった、と人から聞いた。地球温暖化こそ心配ではあるが、この場合は少し都合が良い。そうして数ヵ月後の飲み会。ここまで全く取れなかった蜂の子がとれたと云う。これは貴重だ、と云うことになり、しめには私にも勿論蜂の子ソーメンが振る舞われた。しかも、「特別に少し多くしておきましたよ」と優しい言葉もかけてもらった(笑)。これに対し、私が清水の舞台から飛び降りるかの如く完食したのは言うまでもない。

 「戦略課題解決21のルール」。著;伊藤良二。元マッキンゼーでベイン&カンパニー元日本代表。バリバリの戦略コンサルタント。内容はタイトルに実に的確だ。
 「戦略課題解決にとって最も大事なこと。それは幾つも考えられる解決策の中から、「これぞ進むべき道」という策を選択し、それを実現に向けて推し進めていく強固な「経営の意志」である。」

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セブンミール

 セブンイレブンの食事配達サービス「セブンミール」。これまで1,000円以上から受け付け、手数料は200円だった。それが今月7日から500円以上の注文で無料配達するという。対象は全店舗の7割に当たる1万店で、残り約4千店は体制が整い次第移行する。東京都内で一定期間実験したところ、注文件数は3.8倍に増え、売上高は2.7倍に。1日当たりの平均注文件数は約10件だという。
 このサービス、私は利用したことがないので、どんなものかとHPを覗いてみる。WEBカタログとやらをクリックすると、これが凄い。メニューの豊富さも驚きだが、日替わり弁当が500円でほかの食材も店頭価格と何ら変わりがない。ジュース、お菓子、和菓子、スィーツまである。唯一の難点は、注文が前日までだということ。電話でこれから・・・と云う訳にはいかないらしい。どういった人たちが注文をするのか興味がある。WEBカタログだと高齢者を開拓するのは難しいに違いない。

 帰りがけに雨がひどく降って、カバンをかけている逆の右腕はびしょ濡れ。そのまま電車に乗ると、今度はクーラーだか送風が直接当たって、非常に不快。この雨は明日夕方ごろまで続くらしい。
 今日の話は、新幹線の話。今後はどうか分からないが(仕事次第なので・・)、独立してから昨年までの数年間は北へ西へ新幹線で時を過ごす時間が増えた。ピークは昨年11月のある週、7日続けて新幹線に乗ったこともあった。新幹線は集中して本が読める点で私にとっては非常に都合が良い。最初の頃は、パソコンを広げて仕事をすることもあったが、今ではもっぱら読書。長くても3時間の車内でパソコンを出しても、また仕舞うのも面倒。今はそれこそスマホでメールもチェック出来るし、なおさらそれを広げることは無い。
 新幹線ネタは幾つかあるが、乗り遅れは2,3度ある。大抵、行きの埼京線の遅れが原因。これはもう良い。今では相当早く出発すると云う対策を立てている。逆方向に乗ってしまう。これが一番ネタ。しかし結果はと云うと、実はかろうじてこれがセーフ。広島で仕事をして次に大阪に行くと云うスケジュールだった。新幹線がホームに入り、車両に入ると、殆ど空いているのにも係わらず、私の席と思われるところには先客が座っている。切符を見て、改めて車両を確認し座席番号を確認するとそこは私の席に間違いない。「そこは私の席の様ですが・・」と声を掛けると、おじさんは不審そうに私の切符を見る。そして一言、「これは博多行きだよ」(笑)。その時にはホームで出発のベルが鳴っており、あわてて飛び下りる。間一髪セーフ。それにしてもあれだけ空いている車両だっただけに、たまたまそこに人がいたおかげで助かったのには運を感じずにはいられなかった。そう言えば東京、品川で逆方向に乗ると云う危ない目にあったことは無い。しかも品川で例え逆に乗っても5分もかからずに東京に止まる(さらに、東海道新幹線に乗るのに東北新幹線に乗ることは無い!)。何て恵まれた環境なのだと思う反面、地方に行った時は、それが終点でなければ必ず気を付けるよう肝に銘じようと思う(笑)。

 「ベンチャー企業」。著;松田修一。著者は早稲田大学ビジネススクール教授。大学教授らしくベンチャー企業を類型化したり、共通した特徴をまとめたり、ベンチャー企業を取り巻く環境、概要と云ったものを知るには都合が良い本だろう。内容はそんなに面白くはない。
 「大阪商人、近江商人、富山の薬売り、さらに戦後では京都や浜松など特定地域から多くの起業家が輩出しています。時代の流れを反映し、ある地域から日本や世界に飛躍するベンチャー企業が1社でると、当該地域に与える影響は非常に大きいものがあります。その成功物語が、地域全体の若者の起業に関する潜在的な意識を醸成し、挑戦意欲を駆り立てます。」

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団塊世代は塊ではない

 日経「日経の読み方」。「団塊世代は「塊」ではない」とする短文記事が目を引いた。以下、少し長くなるが全文を掲載したい。「高度成長期の日本を労働力、消費者として支えた団塊の世代。第一生命経済研究所によると、60歳以上の消費支出額は2011年で100兆円を超えており、今後国内消費を動かす担い手として存在感が増すのは間違いない。だが企業がシニア層のマーケットを「志向の似通った大きな塊」と想定すると、見誤ることになる。年齢を重ねると体力や欲求に差が開き、消費行動もばらつく。きめ細かい市場調査・分析を進めないと、購買には繋がらない。使い方、見せ方、渡し方などビジネスの基本から作り直すぐらいの対応が不可欠だ。」。
 非常に参考になる指摘で、その通りなのだろう。特に、シニア層をターゲットとした時に、その関わり方にきめ細かさが必要だとする意見は鋭い。だからこそ、「ビジネスの基本から作り直す」ぐらいの気構えが必要なのだろう。

 GWの中日だが、仕事に出ると、会う人ごとに「GWはどちらか行かれるのですか」と声がかかる。「いやいや、どこも行きません(笑)」と答えるが、サラリーマンの頃であれば、これほど都合のよい連休は滅多に来ないだろうから、間違いなく9連休を選択していたはずである。しかし、今後将来に向けて為替のトレンドは、これも間違いなく円安だろうから、今の内に海外に行くのが良いはずである。
 今日の話は、ダルビッシュも勝ったことだし、野球関連でキャッチボールの話。以前、少年野球をしていた話を書いたが、実は私の父は長年野球をし続けた、まさしく野球人であった。30過ぎても現役でプレーをして、その後は監督とかしたらしい。だから、家にはバットもボールもグラブもそれぞれ幾つかあって、いつでも野球ができる環境にあった。これは、少年野球に入る、だいぶ前の幼稚園の頃の話。その頃から、父とは良くキャッチボールをした記憶があるが、なにせ幼稚園児。父がちょっと強めに投げると、怖くてなかなか正面では取れなかった。そして、それが続くと、駄目だしをされて、よく「正面で取れ」と怒られた。父は野球が上手かったので、ほぼコンスタントに私の正面に投げてくる。だから、私の方が、それを避けて、グラブを顔から離して何とか取る。言葉で言っても聞かないからか、それではと罰ゲームのように次は少しスピードを上げて投げてくる。私の方は余計に怖いので、なおさら顔から離れたところで取る・・・。それが繰り返されて、グラブを通じてスピードが上がってきたのは痛いぐらい十分に感じられた。どちらも無言でキャッチボールをする。次第に私の方は取るのが本当に怖くなっている。そして日も暮れてきた。と思った次の時、暗くなって、スピードも上がって、で見事にボールは私の顔にぶつかった。私が泣き出し、泣きやまないのが分かると父は「もう、いい」だったか言って、先に家に帰ってしまった。暗いし、痛いし、置き去りにされたしで、今思えば良い思い出である(笑)。そう言えば、その時の父の年齢は、今の私とちょうど同じぐらいだったように思う。

 「パワーシフト」。著;アルビン・トフラー。1990年のベストセラー。今では古典の領域かもしれない。未来学者たるトフラーが知識・富・暴力をテーマに21世紀を見据えた提言書。以下は、巻末にある著者の基本的な考え方25条から。
 「8 主に罰するために用いられる暴力は、最も融通の利かない基本的な力である。賞罰両方に使える金力は、その他の多くの力の形に変えることができ、力を行使する手段としては遥かに融通が利く。しかし、そうした意味では知識と云う力が最も利用範囲が広く、最も根源的である。なぜなら暴力や金力で立ち向かうよう仕掛けられた時でも、知識を使えば他の方法で立ち向かえる。さらには相手を説き伏せ、向こうの考える独善的な関心の持ち方を、こちらの望む方向へと変えさせることもできる。知識は最高質の力を生みだすのだ。」

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会議の限界

 日経文化面。フランス文学者蓮実氏の「会議が多すぎはしまいか」。これまでの会議経験で、結論として納得しえたのは「それが見識もあれば信頼もおける個人と交わしたほんのわずかな言葉から得られた確信とほぼ同じだった」とする言葉には共感できるところがある。続けて、蓮実氏は「だとするなら、はたして会議は必要だったのか」と問い、さらに「会議には会議の限界と云うものがある。もっとも憂慮さるべき会議の限界は、そこでの結論がこの世界から動きを奪いかねないというものだ。会議で決まったのだから、いまさら文句をいっても始まるまいというかたちでの思考の停止がそれである・・・。」と、会議自体が思考の停止をもたらすことを警告している。幸い、私が普段参加する会議は、全くこれとは逆であるが、世の中の会議には指摘される会議が多いのが現実だろう。(会議で協議される)課題は一つ解決されると、次の課題が見えてくる、というのが組織のあるべき姿だろう。それを繰り返すことで、より良い環境、改善が図られるのだ。

 今日の東京気温は26度。日中、散歩をしていると暑いくらい。今日は、長期預っている愛犬の飼い主さんが我が家を訪問。仕事でドイツに行くことがほぼ内定したのだという。期間は1~2年なので、その間はまたウチで預ることになりそうだ。
 今日は、蚊取り線香の話。蚊取り線香は生まれたときには既にあったので、これだけお世話になっている商品は他に見当たらないくらい。一番古い記憶は、幼稚園の夏のお泊まり会。お寺がやっていた幼稚園だったので、境内に蚊帳をはってみんなでお泊まりする。寝る前のワイワイがやがやは鮮明に耳に残っている。明かりが消されると怖かった思い出と、蚊取り線香の活躍ぶりに、幼稚園児ながらに大感謝したような記憶もある(ここら辺はうろ覚え)。蚊取り線香の匂いは好き嫌いがあるのだろうが、私は肯定派。こう云った子供の頃の思い出に繋がっているところが理由の一つ。
 それから一気に話は大学生の頃に飛ぶが、一人暮らしを始めて、そこで初めて蚊取り線香の革命と出会う。それがノーマット式!エアコンの無い部屋で、窓を開け網戸をしていても虫は入ってくる。しかし、初ノーマット体験は実に衝撃的だった(笑)。網戸を開けていても、窓際にノーマットを置いておくと、虫が容易に入ってこない。それ以来、ノーマット派に転身することに。そして社会人になってアパートの7Fに引っ越す。詰め替えボトルの在庫も一緒に引っ越し。最初の夏。おもむろにノーマットを用意して・・と、ここでふと気付く。蚊がいる気配がない。もう7Fの高さには蚊は飛んでこないのだった(笑)。 

 「モンキーハウスへようこそ」。著;カート・ヴォネガット・ジュニア。先に読んだ長編「タイタンの妖女」とは違い、こちらは短編集。タイトルストーリーを始め、著者の哲学観が十分感じられ、これも楽しく読めるものばかり。決してSFモノだけではない。個人的には「フォスター家の財産目録」の人間観が好みだ。

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メンコ、ヨーヨー、ベーゴマ

 GW前の駆け込みで重要ニュースが目白押し。東電は総合計画を提出し、政府からの資本注入額は1兆700億円。金融機関からの追加融資は3,700億円だと云う。東電は国が株式の50%超を握ることで国有化となるが、03年のりそな銀行と同様、上場が維持される破綻前方式を採用した。新会長となる下河辺氏。プロフィールを見ると、弁護士出身で管財人や社外取締役として日本リース、ライフ、大成火災、カネボウ、ライブドア・・とメジャーどころを歴任している。日航を再生した稲盛氏が実業家出身だっただけに、今回はどうでるか。
 郵政は改正法が成立した。郵便事業会社と郵便局会社が合併し日本郵便となるらしい。窓口と配達が再び同じ箱に入るが、そもそも経営効率の向上を目指して分離させたはず。日本郵政のトップは元大蔵事務次官。成果主義を導入する発言もあるが、これもどうなるか。
 そして春の日銀展望リポートの発表。今後1~2年かけて消費者物価を「物価安定のめど」である1%に達しようとする考えが示された。ゼロ金利政策はこの間続く。日銀トップ白川氏はプロパーから京大教授を経て現職。

 今日の気温は最高が22度。日中はポカポカ陽気で、だから散歩もいつもより長くなる。戸田漕艇場では、この季節からボート競技が本格化する。応援の打楽器が鳴り、取り巻く人も賑やかさが増す。
 今日は子供の頃に少しだけ流行ったものの話。私の代では大流行したという訳ではないが、前の世代から受け継いだであろうものにメンコやヨーヨー、ベーゴマなんてものがあった。小学校5年生のとき、これらが一時急激にブームになって、そしていつの間にか誰もやらなくなった。私はこれら全てが苦手だった。どれもちょっとしたコツが必要で(ヨーヨーは技だろうが)、コツを得るにはやはりそれなりの特訓が必要だが、どれも好きになれなかったというのが上達しなかった一番の理由だろう。やはり好きこそものの上手なれ、である。
 それでも、これにはちょっとした思い出がある。メンコは人と戦って勝てば相手のを貰えるし、負ければ取られてしまう競技だが、メンコの図柄には当時流行りのガンダムシリーズなんかがあって、駄菓子屋で買ったのだろう収集家も一部にいるほどだった。私は競技自体は好きになれなかったが、そんな収集家からコレクションを見せられると、やはり好きなアニメのものは欲しいと云う気になってきた。そこで或る友人と会社をつくる、というバカげた考えに出た。何の会社かと云うとメンコの鑑定とクラスを超えた交換市場を作ったのだ。例えば、或る収集家の欲しがっているアイテムを知ると、それを持っている者を探し、間に入って交換をする。その時に仲介料をメンコで貰う。それを繰り返すと、私たちの手元にもメンコが増えてくる。次は友人のメンコを鑑定し、手元にあるものと合意できれば交換する。それを繰り返していると、いつの間にか結構なメンコ所有会社になった。この結末は、メンコブームが終わることで悲惨な結果を迎える(最後の方は子供ながらにちょっとあくどい手口でもあった)。メンコの価値が大暴落したのだ。昨日までは宝物のように思っていたのが、今日はもうどうでも良くなった。その後、メンコは友人と山分けしたが、私はそもそもメンコ競技に興味がないので、家に持ち帰ってもそのまま押し入れに入った。今思うと、子供ながらに生きた経済の勉強をした貴重な体験のように思うところである(笑)。

 「競争優位の戦略」。著;M.E.ポーター。「競争の戦略」で明らかにした3つの基本戦略。それを実践する方法についての内容になる。650ページもの内容は正確に読もうとするとそれは時間がかかる。次は「差別化とは何か」について定義した一文を引用した。
 「買い手に対して、単に安い価格以上の価値が提供できる特異性を持つと、他社と差別化できたという。差別化によって、プレミアム価格がつけられたり、同じ価格なら多く売ることができたり、周期的または季節的閑散期にも買い手の忠実性といった、繁忙期と同じ利得が得られたりするのである。入手できる価格プレミアムが特異性に要する追加コスト以上になるとしたら、差別化は優れた実績を生む。」

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ファンタ フルーツパンチ

 日経「日航再生への関門」。2010年経営破たんをした日航がこの9月には再上場目指すまでに業績が急回復している。今月22日に就航した、同社が再生の象徴と位置付ける「成田-ボストン線」。昨年3月の会社更生手続き終結後、初の新規路線だという。業績グラフを見ると、そのV字回復ぶりは明らかだ。従業員の3割にあたる1.6万人のリストラ、不採算路線からの撤退、保有機数の2割削減・・・により、売上高こそ06年の2.3兆円(連結)から1.2兆円と約半分だが、営業利益は過去最高(1884億円)を更新する勢いだと云う。しかし、合理化策だけでこうはならない。ダイヤモンド社の「JAL再生奮闘記」では大西社長へのインタビューで、そこに稲盛イズムがあったことを指摘する。いかに組織を変えるか、京セラを世界企業に育てた手腕がここでも光る。仕組みを変えることで社員一人一人の行動が変わり、官僚的組織が次々とチャレンジをし始めた。この内からの変革が業績回復に不可欠な要素であったのだ。

 今日は一日中、曇りか雨。夕方、地元の歯医者でここ半年ずーっと懸案だった右奥歯を抜歯。麻酔注射が痛くないように、事前に塗る麻酔が行われるなど、医学の進歩に驚いた。治療後、「当面は、タバコを控えてください」と有難い注意事項を頂く。のち、抜いた歯を記念に貰って帰り、ふと気が付くとタバコを手にしていた(笑)。
 今日は、アルバイト?、びっくりドンキーの話。しかし、これはびっくりドンキーでバイトをした話ではない。中学3年の2月、進学も決まり、あとは卒業と云う頃。新聞の折り込みチラシに、家から10分ぐらいのところにあるレストランのボーイ(びっくりドンキーではない)の求人があった。春休みに少し稼ごうと云うことで友人を誘い面接。普通、アルバイトは16歳からだから、ちょっとフライング気味だったが、向こうも人手が足りないらしく、明日から来い、ということになった。夕方17:00~22:00までで確か時給650円。だから1日3,000円ちょっと稼げる勘定だった。1回目の給料日が3月の終わりぐらいにあり、手渡しで貰って、それじゃお疲れ会だと友人と2人で、バイト先から目と鼻の先にあったびっくりドンキーに向かった。
 1万円札を何枚か持っていたこともあり、少し気が大きくなり、ハンバーグの他にサイドメニューを幾つか頼んだ。その一つがフルーツポンチ。学校の給食でも大人気メニューで、やっぱりあの白玉が美味しいのだ。待っていると、次々と運ばれてくる。そして「以上でお揃いでしょうか」の声。いやいや、揃っていない。フルーツポンチが来ていない。「お姉さん・・・」と声を返そうとして、目の前の赤いドリンクが・・。これはコカコーラ社のフルーツパンチだ(笑)。メニューをよく見返すとフルーツパンチと書いてあるし、値段も到底フルーツポンチのものではない。ジュースの値段だ。
 そんな思い出のあるフルーツパンチが、復刻版人気にあやかり、この3月に再発売されると云う。是非、びっくりドンキーでも再び扱って頂きたいものだ。そうしたら、あの時を思い出しながら是非注文したいのだが・・。

 「社会契約論」。著;J.J.ルソー。前書きにはイギリス労働党マーチンが、「有史以来、人間精神にもっとも影響を与えた本」として、「聖書」、「資本論」と同書の3つを挙げていることが紹介されている。それだけに内容は非常に難解。少しでも気が逸れているとたちまち内容が分からなくなる。次は立法者とはかくあるべきという名文。
 「もろもろの国民に適する、社会についての最上の規則を見つけるためには、すぐれた知性が必要である。その知性は、人間の情熱をよく知っていて、しかもそのいずれにも動かされず、われわれの性質を知り抜いていながら、それと何らつながりを持たず、みずからの幸福がわれわれから独立したものでありながら、それにもかかわらずわれわれの幸福のために喜んで心をくだき、最後に時代の進歩のかなたに光栄を用意しながらも、一つの世紀において働き、後の世紀において楽しむことができる、そういう知性でなければなるまい。」

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ポスコと新日鉄

 新日鉄による韓国鉄鋼大手ポスコへの訴訟。方向性電磁鋼板と呼ばれる高性能鋼板の製造技術が盗まれたのだと云う。この技術、鉄の結晶の向きを一方向に揃えることで電気を効率的に変圧でき、スマートグリッド向けに今後市場は拡大傾向。新日鉄はこの技術を40年以上、数百億円投資して開発したと言い、10年、30億円で開発したと主張するポスコには疑いがかかっていた。技術流出ルートは新日鉄の元技術者。技術者を介した技術漏えいは全く止まらない。
 ポスコは新日鉄と非常に縁の深い会社だ。第2次世界大戦後の補償の一環として新日鉄の協力の下に製鉄所が建設されたのがそもそもの始まり。98年に新日鉄と株式の持ち合いを始め、今でもベトナムで合弁工場を運営するほか、原料権益も共同で取得している。しかしその間、ポスコは見る見るうちに世界有数の鉄鋼メーカーの一つとなり、粗鋼生産ベースで新日鉄と世界5位を争うまでとなった。しかも外国人株主が過半数を占めるポスコは収益力の面で新日鉄の約3倍、時価総額も1.7倍と差を付けており、国際競争力では既に大きく新日鉄を引き離しているとも見れる。
 技術流出を防ぐため企業は様々な手を講じている。通常では退職者に対して営業秘密を漏らさない守秘義務契約が結ばれる。しかしそれでも似たようなケースは無くならない。高額な報酬を目の前にぶら下げられると、恩を受けた企業への忠誠心も揺らがずにはいられない。

 夕方仕事帰りにSMのサミットに寄り、買い物をする。レジはセルフレジ(買物客が自分でバーコードを読み取り機に当てて支払いを済ませるもの)。支払いは電子マネー。レジ袋は未だ有料ではない。よく考えると、10年前にはなかったものばかりだ。
 今日は映画の話。記憶のある限り、自分の意思で初めて映画館に足を運んだのは「ドラえもん~のび太の恐竜」(笑)。記念すべきドラえもん第1作で、東京・立川にあった映画館(今はもうその姿は無い)で観た。その後、暫くは数えるほどしか行かなかったが、大学に入ると「ぴあ」とかを買い始めて、気分次第で足を運ぶことが多くなった。その頃見たのは、フランスとかドイツとかの、もうタイトルも内容も思いだせないような超ーマイナーなもの。吉祥寺のサンロードの突き当たりにある映画館によく通った。同時にレンタルビデオ屋でアルバイトも一時期していた関係で、ちょっとだけ詳しくなった。
 しかし、また観たいなー、と思うような映画はそんなに無い。強いて挙げればこの2本。そしてどちらもビデオを借りて家で観たもの(笑)。「映画館で」ではない。その1本は「CUBE」と云うカナダの映画監督のもの。カルト映画とも言われているが、いやいや、あれだけシンプルな内容(ストーリー全編がCUBEと云う箱の中の話)なのに、あれだけ知的好奇心がくすぐられるのは普通ではない。完全にツボに入った感がある。そしてもう1本はキューブリックの「2001年宇宙の旅」。エンディングのちょっと前のあの長い支離滅裂感は、もう少しやり方があったようにも思うが、あれだけ際立ったストーリー構成は、やはりなかなかお目にかかれない。「時計仕掛けの・・」とか「フルメタルジャケット」も良かったが、どれが一押しかと言われるとやはりこの作品になる。

 「成功するビジネスプラン」。著;伊藤良二。200ページ足らずの日経文庫だが、非常にコンパクトにポイントが良くまとまっている。コラムに書かれたナイキ創業者フィルナイトの言葉を引用する。
 「”Just Do It”
 私はよく成功の秘訣を聞かれる。だが、秘訣というものは何もない。ただ会社を設立しようとしたときに考えたのは起業家になるなら、自分が心から好きで、ある程度の能力があると思う仕事を選び、猛烈に働くということだ。少々の運に恵まれる程度では成功できないと思う。私の場合、自分にはスポーツシューズを売る能力が十分にあったし、いったんこの仕事を始めてからは、いくら業績が悪くなっても、何か他の仕事をやりたいなどとは少しも思わなかった。本当にそのことが好きかどうか、それが大切だ。1日23時間厨房に入っていてもいいと思うのでなければ、レストランの経営者になるのはやめておきなさい。」

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自販機期限切れ飲料と扇風機の話

 日経社会面「自販機に期限切れ飲料」。長野県の国営公園に設置された自動販売機から賞味期限が最大で4カ月切れたものが購入者の指摘から判明したと云う。記事を注意深く読むと、「公園内の自販機4台を確認した結果、3台に残っていた8品目計64本が期限切れ」だったと云う。全部がそうではなく、一部の品目がそうであったということだ。つまり、売れ行きの悪い所に設置されており、中でも売れ行きの悪い飲料は少し気をつけた方が良いと云うことだろう。自販機飲料も口に入るものだから賞味期限は当然設定されているのだろうが、恥ずかしながら未だかつてそれを意識したことは無かった。どこに書いてあるのかと確認の意味で昨日買って飲んだ缶コーヒーを見ると、缶の底にしっかり印字してあった。今回の事件はそれほど珍しい話では無いのかもしれないが、消費者に注意喚起したことは間違いない。自販機を持っている商店は、一度中をチェックした方が良い。補充方式で、何が売れたかも経験と勘でしか掴んでいないのだろうから、補充のペースが著しく低い品目なんかがあれば、それは気をつけた方が良い。つまらないことで信用を落としてはいけない。

 今日の最高気温は22度。朝はともかく、日中そして仕事帰りは上着を脱ぐほど。電車の中は蒸し暑いぐらいで、それは嬉しくないが、我が家の集合住宅の中庭にある紫陽花は今年も元気に葉が色づいている。もう花が咲き始めるのではないかと思うほどだ。
 今日は扇風機の話。20代の頃までは絶対エアコン派で、寝る時もエアコンがガンガンに効いているのが当たり前だった。それが、ここ数年扇風機の自然な感じに強く魅かれ出し、夏、結構な熱帯夜でもそれで我慢が出来るようになった(体質も変わってきたのだなー、と少し寂しくも思う)。それでも扇風機への依存度が高くなるにつれ、今度はその機能に少し不満を持っている。何故、今の扇風機は首振調整機能が無いのだろう?
 子供の頃に使っていた確か日立製の扇風機は、記憶が確かなら、首振角度が0度から180度までつまみを廻すと自由に調節が出来た。それが、今のものと比べてどれだけ優れているかと云うと、一言でいえば風を送りたい範囲が思うがままに設定できるということだ。今の扇風機は、振るか振らないかの二択で、その間を選べない。振らなければ、いつも同じ所に風が当たり、それは健康にも良くない。振れば振ったで、その稼働の半分は全く関係の無い場所に風を送っている。日本の家電メーカーは、何故こう云った顧客のニーズを無視するのだろう(もしかしたら、安全面とかコスト以外の要素があるかもしれないが・・)。
 昨年だったかダイソンの扇風機が登場し、スケルトンの掃除機も驚いたが、この羽根の無い扇風機も実に革新的なデザインで、好感は持つものの、さすがに扇風機に3~4万円は出さないなーと感じていた。しかし、今年の夏は首振調整機能付きの扇風機なら1万円オーバーでも「買い」を出せそうな心情だ。とここまで書いて、今の扇風機は昨年我が家に来たものだと気づく。家電メーカーさんへ。首振調整機能付き扇風機はあと5年後に発売をお願いします(笑)。

 「生産財セールス成功の法則」。著;宮崎新。ノウハウ本なので、それなりかと思いきや、消費財と生産財の違い、それが販売に及ぼす影響などコンパクトにまとめられており、この手の本にしては十分に満足できる内容である。
 「生産財はユーザーニーズへの充足度と経済性が問題とされます。そして、技術的裏付けが経済性を伴っていることが重視されます。生産財はすべてユーザーの利益向上を目的として購買されるもので、消費財のように満足感やフィーリングなど気分的な充足度を得るために買われることはありません。」

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農業トップランナー

 日経「TPP農業再生の条件」。今年度鳴り物入りでスタートする「農林漁業成長産業化ファンド」。国と企業が折半して出資し、独自のノウハウを持つ農業関連企業に投資すると云うもの。ベンチャーキャピタルなどが農家を探し最長15年の期間を定めて資金を回収する。その第1号候補が熊本県松本農園が都内で新しく起こした会社だと云う。この松本農園の専務には一昨年、一度お会いしている。私が携わった或る研究会に農業の先進的事例企業として参加いただき、1時間ほど熱弁を振るってもらった。非常に個性的な方で、起業家精神旺盛。農業IT化の先進事例の触れ込み通り、そのプレゼン内容は、そこに居合わせた中小企業支援の専門家全員が驚きを持って聴き入ったものだった。当時から農業のトップランナーであったことは間違いなく、だから今回のニュースも何ら不思議はない。実は、この新会社には私の友人も参加している。しかし、新事業はそれが新聞に掲載されたからと云って成功するものでもない。健闘を祈る。

 今日の東京の最高気温は24度。九州では30度を超える真夏日となったところもあったと聞く。こうなると、髪をさっぱりしたくなる。いつもの床屋に行くと、「大リーグ、明日はダルビッシュと黒田の投げ合いなんだよ」と上機嫌の野球ファンおじさんにカットしてもらう。
 今日は視力?、コンタクトレンズの話。コンタクトレンズを使い始めたのは小学校5年生の野球を始めたときから。だからかれこれ30年もしている。10年ほど前に、これからはメガネにしよう、と決めて、しばらく普段もメガネ生活をしていたが、何かと勝手が違ったり、車の運転に支障が来たりで、結局戻ってしまった。まあ、また近いうちにはメガネにしないと、いつまでも面倒だな、とは感じている。コンタクトレンズは脱着が面倒。しかし、ここまで長く使っていると、それすら半ば習慣にはなっている。
 コンタクトレンズでは痛い目(思い?)をしたことが2度ほどある。1度目は高校生のバレー部時代。夏合宿で連日の猛暑の中、練習試合が朝から晩まで行われ、疲労もピークの頃、ふと昼食後のひとときの休憩時に横になって眠っていると、起きたら片方のレンズが目の中で割れていたと云うもの。原因はわからない。すぐに病院に行ったが戻ると、メガネで又試合に出させられた(笑)。2度目はもう30過ぎてから。9人制の社会人バレーを楽しんでいて、「なんか今日は体が軽いなー」と思って調子に乗っていたら、低いネットで顔が出てしまい、まさしく顔面ブロック。しかも当たり所悪く、片方のレンズが粉砕。即病院で治療を受けるが、今度は車に乗れないのが痛かった(目の痛さよりもこっちの方が痛かった!)。数日、送り迎えをしてもらったような気がする。

 「タイタンの妖女」。著;カート・ヴォネガット・ジュニア。SF小説なのだが、宇宙を舞台にしたスケール感、まとまりの無いように思えたエピソードの一つ一つがエンディングに向け急速に収束していくところのストーリー性、これほどまでに自由な発想・表現力、そして作者の卓越した哲学観・・・、これは私の稚拙な発想だろうが、これをキューブリックの「2001年宇宙の旅」とも比較をしてしまうほど。本作が1959年の作品であることを考えると、それがキューブリックに及ぼした影響もあながち無くもない。いや両者は同世代の一流のクリエイターとして、お互いに刺激し合っていたと見るべきなのだろう。
 「・・・ほかの何よりも残酷で、危険で、冒涜的な行いは、めぐりあわせが-運の善し悪しが-神の御業であると信じることなのだ!」

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